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2016年11月 6日 (日)

和田 竜(著) 『村上海賊の娘』読了

book20161106もう読み終えて2週間くらい経っているが、今頃になって記録を残す暇が?できた。(休みの日は色々遊ぶことがあって、忙しいからなぁ)

単行本の頃から文庫本が出たら読みたいなぁ~と思っていた本です。 だって、村上海賊と言えば、今ではサイクリストの聖地と呼ばれる『しまなみ海道』が本拠地であり、私も自転車で3回走りに来ている。
2度目のライドでは、今回の基になっている『村上水軍博物館』へ立ち寄ってますからねぇ~

その割に文庫本になってすぐ買っていないのは何故だって?突っ込まれても困るが(^^;

単行本は上・下の2巻だが、文庫本は4巻ものになっているから通勤カバンの中で邪魔にならない厚さが嬉しい。

いやぁ~面白かった。最初に2巻購入して読み始めたら・・・「これはいかん!すぐに残りの2巻を買わないと、あっという間に読み切ってしまう」と思ったほど、読み始めたら"かっぱえびせん状態(やめられない、とまらない)"に陥ってしまった(笑)

第四巻にある山内譲さんの解説によると、登場人物の殆どが実在の人物(多少、面白くするために誇張してあるのだろうが)であり、全体的な話の流れも史実に合わせてあることを知った。
ただし、主人公である村上景(能島村上家の当主、村上武吉の娘)は、残念ながら実在しないようだが、武吉に娘がいたことが記された資料が見つかったことによってこの作品が生まれたという。

史実にもとづく展開もあったので、一段と興味を持って読んだのかも知れない。 ちょくちょく昼休みの散歩で行く、"西本願寺"と"東本願寺"が分かれている経緯も終章で初めて(覚えていないだけか?)知ったし、歴史の勉強にもなった。

なんと言っても戦いの描写が凄く、どんどん引き込まれてしまった。特に景と眞鍋七五三兵衛の死闘は読んでいても手に汗握る感じ。
やっつけたと思った七五三兵衛がまだ襲ってくるところなど、第一作のターミネーターでシュワちゃんが演じたT-800を思い出してしまった。とするとそれに戦う景はサラ・コナーか?

いや、景は醜女で身の丈六尺、しかも相当強い女なのだから、サラ・コナーよりも霊長類最強の女をイメージするべきか?(笑)
もっとも、景の醜女というのは見る人によっては違うようだし、本当は綺麗なのかも。

最後は児玉就英に輿入れして、めでたし・めでたしとなるのか?と思ったが、それだと史実と異なってしまうから仕方がないな(笑)

大坂本願寺や木津川河口から、明石海峡に浮かぶ船の数が判るほど見えたかどうかはちょっと疑問だが、今の時代と違って夜は真っ暗だからかがり火はよく見えたかも知れない。

これをドラマか映画化して欲しいな。もちろん、一向宗の信徒である源爺や留吉もよい味出しているので、ちゃんと入れてね。彼らは実在しなかっただろうが、もしかしたら似た者がいたかも知れないし 。

あぁ、もう一度"しまなみ海道"へ行きくなってきた。春になったらRTでひとっ走りするか。久しぶりに『伯方の塩ラーメン』も食べたいし・・・なんで自転車じゃないのだ?って言われるか(笑)

2016年10月11日 (火)

森見 登美彦 (著)『聖なる怠け者の冒険』読了

20161005−book書店の平積みで「2014年本屋大賞ノミネート作」と「みんなで選ぶ第二回京都本大賞受賞作」と書かれた帯に惹かれて・・・つい購入(^^;

森見さんの本は初めてかな?と思ったら、10年ほど前に『きつねのはなし』を読んでいました。
 
『きつね・・・』と同様に、京都市内が舞台になっている。
"ぽんぽこ仮面"と名乗る正義の味方?と彼を追うアルパカそっくりのボスがいる謎の組織がでてきたり、"私は人間である前に怠け者です"と豪語する主人公やこれまたよく分からぬ主人公の上司と先輩らが京都市内を駆け回る?。

話の中には"デンキブラン"をもじった"テングブラン"なる飲み物がでてきたり登場人物や話はハチャメチャ?でよく分からないんだが、何故か面白く感じて知らぬうちにページが進んで読み終えてしまった(笑)

まぁ、たまにはこうした本で息抜きするのもいいか。


そういえば、第一回京都本大賞受賞作は何なんだろう?ちょっと気になるな。

2016年10月 7日 (金)

荻原 浩(著) 『花のさくら通り』読了

20161005-book3週間ほど前に読み終えているが、パソコン不調で書いていなかった。ちょっと長めですが、やはり、荻原さんの本は面白い。

ユニバーサル広告社が地方のシャッターを閉めている店が多い商店街を復活させようとするが、変化を望まない重鎮たちがいて、思うようには進まない。

それでも、負けずにチャレンジして徐々に重鎮たちも考えが変わってきて、商店街の活気が戻り始める。 現実はそんな簡単には行かないであろうが、面白いから気にしない。お寺の息子と教会の娘もいい味出している。

「ユニバーサル広告社」シリーズ第3弾とのことなのですが、第1弾、第2弾を読んでいない(^^; 機会があれば読んでみようと思う。

2016年9月 8日 (木)

集英社文庫編集部 『短編復活』 読了

20160908bookあまり短編集は読まない派ではありますが、10ヶ月ほど前に読んだ「短編工場」がまずまず良かったので、これを書店で見つけたら購入しようと思っておりました。

「短編工場」は12名の作者でしたが、こちらは16名の作者による作品集。

今回はブラックユーモアが効いたものが数作ありました。正直、今ひとつわかり辛いのもありましたが、16作もあれば自分に合わないものもあるわな。

赤川次郎さんの「回想電車」か、志水辰夫さんの「プレーオフ」が良かったな。もっとも、プレーオフのラストは読めてしまったけどね。

それにしても、綾辻行人さんの「特別料理」は結構、グロでしたね。

2016年7月19日 (火)

未須本 有生(著) 『推定脅威』 読了

20160719_s「松本清張受賞」という帯を見て購入。

自衛隊機の墜落事故の真相を解明していくと判ってくる人間関係や組織の立場などストーリー展開はまずまずで、技術系の人なら楽しめる内容でほぼ一気に読み終えた。

航空技術に関してすぐれた能力のある犯人にしては結末がちょっと呆気なかったが、自信過剰か?と言うより、終わらなくなるから仕方が無いか。

それはさておき、経験年数の短い女性技術者がそこまでできるかな?って疑問が大きかったな。もちろん強力な味方が出てくるのだが。

その味方に絡ませてラブストーリーというか、そんなに簡単に肉体関係に至ることまで必要なのかな?。こっちの展開は急ぎすぎの感が。

続編とも言える?「リヴィジョンA」があるらしい。女性技術者はどんな感じで成長していったのだろう。早く文庫本にならないかな。

2016年7月 3日 (日)

真保 裕一(著) 『ローカル線で行こう! 』 読了

20160703_s真保さんの本を読むのは久々だ。一番最近読んだのをこのブログで確認すると6年以上前の『追伸』か。

それ以外に読んだことがあるのは『発火点』,『奇跡の人』,『誘拐の果実』,『灰色の北壁』そして、ブログなんて無い時代に『ストロボ』も読んでいるのだが、内容が今ひとつ記憶に残っていないのはそろそろ頭がヤバイのか?

一応、最初に読んだ『ホワイトアウト』の印象が強いからだろう。と言うことにしておこう(笑)

まぁ、そんな話は置いといて、この本は経営破綻寸前で廃線まっしぐらの第三セクター赤字ローカル線に対して会社経営に関しては、ど素人である“新幹線のカリスマ販売員”(もちろん女性)が社長に抜擢されて立て直すという話。

経営に関してはど素人だが、古里の鉄道・地元に対する愛情というか、想いが人一倍強い。それが経営立て直しに向けての原動力である。

現実には次から次へと社長が考え出すイベントやアイデアが成功する訳ないだろうが、それは小説だからと差し引くとして、何事にもめげないポジティブさとやる気の無い社員を徐々に引き込んでくる姿は見習うべきだな。

そして“なんだこの憎たらしいヤツは?”と思うが、徐々に地元の為と考えが変わってくる県から出向している若い副社長もなかなか良い味出している。

読みやすい分、ちょっと間延びしているかな?と感じるところもあったが、社長の成功に対して、裏から邪魔して廃線させようと動いているヤツらがいたりしてミステリー?も味わえるが、産廃そして経産省が出てきた時点で、あとが読めたのはちょっと残念か。

ドラマ化しても面白そうだが、どうなんだろう。

町・市・県・国の力関係はこの本以上にあるんだろうし、ローカル線は地方都市と一緒になって頑張らなければならないのは本当なんでしょうね。
ローカル線の旅って興味はあっても、やったこと無い者が偉そうに言えんな(^^;

2016年6月27日 (月)

室積 光(著) 『埋蔵金発掘課長』 読了

20160627

いつものように会社帰りに書店をウロウロして、面白そうなタイトルに釣られて購入。

財政難の日照市に、軽いノリの市長が「埋蔵金発掘課」なるものを秘密裏に?作って、財政再建を狙う。

そんなアホなっ・・・ていう話をどう進めるのか。

その昔、糸井重里らが超能力者?の助けを借りながら、徳川埋蔵金を探すべくバックホウを使ってガンガン掘削するTV番組をおもしろ可笑しく見ていたが、そんなことじゃ本にならないのでどんな風に話を進めるのかと思ったら、霊感?が強い巫女さんこと神田妖子が登場。

やっぱり、埋蔵金探しには特殊な能力者が必要なのか?(笑)

その神田妖子の能力は優れていて、「ここ掘れ!」と指示する場所を掘ると・・・なんと、いきなり壺に入った古銭が出てきた。これで、序盤で財政再建できた。なんて話にはならないのは当たり前。

古銭が壺の中で固まっていて取り出せないからと、壺を割って取り出した結末はお約束通りで予想できたが(^^;

その先も神田妖子に頼りながら、埋蔵金発掘を進めると人骨が出てきたりのあり得ない話ばかりのおちゃらけだけで話が進むのかと思ったが、後半は戦時中の海軍工廠があった秘密基地の話になっていき、特攻兵器の回天がでてきて、開発者の心情など真面目に考えさせられるところもあって、笑えた割に?良い本だと思います。

面白いキャラクターが揃いで、こんな職場だったら楽しいだろうな(^^;

2016年6月12日 (日)

北川 恵海(著) 「ヒーローズ(株)!!!」読了

IMG_0001_s北川さんのデビュー作「ちょっと今から仕事やめてくる」が面白かったので、2作目を書店の平積みで発見して即購入(^^;
 
読みやすくて、それなりに面白かったのですが、前作に比べると少々物足りない感じがした。

主人公であるフリーターの田中のみならず登場人物は過去の悩みを多かれ少なかれ引きずっている。

作者である北川さんはそれをキーにして読者に対し「人生とは・・・」を訴えているようにも思える作品ではある。

例えば「成功への近道は、遠回りをすること」などもその一つだろうが、う~む。ストーリー展開が「ちょっと今から・・・」ほど上手く流れていないように感じたからだろうか?

内容は良いと思う分、惜しい気がする。 いっそのこと短編連作集のように仕上げたらもっと上手くいったかも?という気がした。

登場人物の謎も解明されないままのが多いようにも思う。特に道野辺の過去はどうだったのだろう?話を振っておいて、書かれていないのはちょっとねぇ~。

もしかして、2作目を急ぎすぎたのでしょうか? それだったら、やっぱり「成功への近道は、遠回りすこと」なんでしょ(笑) 次回作に期待。

2016年6月 5日 (日)

有川 浩(著) 「空飛ぶ広報室」 読了

20160604TVドラマは見ていないが、文庫本になったので早速?購入した。
ちょっと長めではあるが、笑えるところも多くて先日の新幹線の中でほとんど読み終えてしまった。

小さい頃からの夢だったブルーインパルスのパイロットになることが確定していたのにもかかわらず、自分に全く責のない避けられない交通事故で一瞬にしてパイロットの資格が剥奪され、広報室へ配属になった空井二尉は『自分はパイロットじゃないって思っているよりも、これから広報官になれるんだって思った方がいいなって。だって、パイロットのことばっかり振り返ってたら、僕の人生って三十手前にしてもう余生じゃないですか』と言って、自棄も起こさず、慣れない仕事に前向きになっている姿は素晴らしい。

これがもし、自分だったら・・・絶対に無理だな。転勤する度に?『何で俺がこんな仕事を ゛(`ヘ´#) ムッカー 』ってブツブツ言っているパターンだもんな(爆)
とするとオレはもう、何回、余生になっているのだ・・・もっと大人にならねば(笑)

空井二尉だけではなく、広報室に勤めるメンバーも色々と悩みが多いようだ。それでもチームワークは良い?。そのあたりも空自が『勇猛果敢 支離滅裂』呼ばれるところなのか?。上司である室長が素晴らしいのか?

広報室だけでなく、帝都テレビの記者からディレクターに左遷させらた稲葉リカもまた悩んでいるが、みんな立ち直っていく。まぁ、出来すぎか?ってのは小説なんですから良いでしょう。

支離滅裂は困るが、決断の早いのは良いと思うな。と言うオレはさしずめ『浅学非才 馬鹿丸出し』の方か(^^;


そんなことはさておき、最終章の「あの日の松島」は涙を誘うな。自衛隊=軍隊=戦争というように結びつけている人たちに是非とも読んで欲しいところだ。

2016年5月22日 (日)

原田マハ(著) 「本日は、お日柄もよく」 読了

20160522例によって、書店で平積みされた文庫本の帯に書かれた「何度も泣きました!!」が目について、ついつい購入(^^;
 
ごく普通のOLが、幼なじみで片思いだった彼の結婚披露宴で聞かされた主賓の挨拶があまりにも退屈で居眠りしているところから始まり、その会場でプロのスピーチライターと出会って人生が変わっていく序盤は面白かったのですが、中盤から徐々に選挙活動のスピーチライターとしての活動がメインになっていくのはちょっと??だったかな。
 
その理由は、政党名はもちろん架空の名前になっているものの「郵政民営化」、「後期高齢者医療制度」、「政権交代」などのキーワードが何度も出てくるので、どうしても実社会で起きた状況が頭に浮かんでしまう。

この本の中でも簡単に?政権交代するのだが(笑)、現実の政権交代は国民の支持が続かず元に戻っているから、一段と冷めてしまう。

先日までOLで、政治にも無関心だった新人スピーチライターが一朝一夕で選挙演説の原稿は作成できないと思うが、実際はどうなんだろう。センスがあればできるのか? できるとすれば、ある意味、政治が大したことないってことかも?(笑)

まぁ、そんなことは小説なんだから良しとして、ラストでタイトル通り「本日は、お日柄もよく」のスピーチに戻ったのは良かったな。